中国輸入で不良品が見つかったときの対応手順|出荷前・到着後チェックリスト

中国輸入商品の外観・色・形状を確認する検品イメージ

中国輸入では、傷、汚れ、色違い、数量不足、動作不良、梱包破損などが見つかることがあります。重要なのは、不良品が出ない前提で進めることではなく、発見した時点で証拠を残し、出荷を止め、判定基準に沿って処理することです。

この記事では、中国の倉庫で不良が見つかった場合と、日本到着後に問題が見つかった場合に分けて、確認・連絡・再検品・返品判断の手順を整理します。

最初に行う5つの対応

  1. 対象商品の移動を止める:良品と混ざらないように、不良疑いの商品を区分します。
  2. 写真と動画を残す:全体、該当箇所、数量、外箱、商品ラベルが分かる状態で記録します。
  3. 注文情報と照合する:商品URL、仕様、色、サイズ、数量、発注日、仕入先を確認します。
  4. 不良率を計算する:検品数、不良数、不良内容ごとの件数を分けます。
  5. 出荷・販売を保留する:原因と対応方針が決まるまで、対象ロットの出荷を進めません。

不良品の種類を分ける

「不良」と一括りにすると、仕入先との確認が進みにくくなります。次のように分類し、件数を記録します。

分類 確認ポイント
外観 傷、汚れ、色むら、印刷ずれ 許容範囲と販売可否
仕様 色・サイズ・素材・付属品の違い 注文内容、見本、仕様書との一致
機能 動かない、接続できない、強度不足 試験方法と再現条件
数量 不足、過剰、組み合わせ違い SKU別数量と内箱単位
梱包 箱つぶれ、袋破れ、ラベル違い 商品への影響と再梱包の可否
法令・表示 必要表示の不足、誤表記 日本での輸入・販売条件

中国の倉庫で不良が見つかった場合

1. 検品記録を作る

検品日、担当、SKU、検品数、不良数、不良の種類、写真番号を一つの表にまとめます。同じ不良が複数ある場合は、代表写真だけでなく、全体数を確認できる写真も残します。

2. 仕入先へ事実を伝える

感想ではなく、注文条件との差を具体的に伝えます。「色が違う」だけではなく、「注文は黒、入荷50点のうち12点が紺色」のように、仕様・数量・写真をそろえます。

3. 対応案を分けて確認する

  • 良品との交換
  • 不足分の追加発送
  • 補修または再加工
  • 中国国内で返品
  • 値引き後に一部を使用
  • 次回発注での補填

どの方法でも、送料、作業費、再検品費、期限、支払いの扱いを確認します。口頭だけで終わらせず、合意内容を文章で残してください。

4. 再検品してから出荷する

交換品や補修品は、最初と同じ基準で再検品します。原因が製造ロット全体に関係する可能性があれば、不良品だけでなく良品側も範囲を広げて確認します。検品方法の違いは全数検品と抜き取り検品の比較で解説しています。

日本到着後に不良が見つかった場合

外箱と開梱状態を記録する

輸送中の破損か、出荷前からの不良かを判断するため、外箱、封緘、緩衝材、商品の順に写真を撮ります。箱番号や送り状番号も残します。

同じロットの販売を止める

すでに販売中の場合は、同じロットやSKUの在庫を一時保留し、同様の不良がないか確認します。安全性に関係する問題は、販売を継続せず、関係機関や専門家への相談も検討します。

原因ごとに連絡先を分ける

  • 製造・仕様の問題:仕入先へ確認
  • 検品漏れ:検品条件と記録を再確認
  • 輸送中の破損:梱包状態と輸送条件を確認
  • 通関・表示の問題:必要書類と日本側要件を確認

仕入先へ送る連絡文に入れる項目

  • 注文番号と商品URL
  • SKU、数量、到着日
  • 発注仕様と実物の違い
  • 検品数、不良数、不良率
  • 写真・動画の番号
  • 希望する対応と回答期限
  • 交換・返品・再加工時の費用負担

要求だけを送るのではなく、選択可能な対応案を示すと確認が進みやすくなります。

返品・交換・値引きを判断する基準

判断では、商品単価だけでなく、中国国内返送料、再加工費、再検品費、保管費、国際送料、販売開始の遅れを含めます。

選択肢 向いている状況 注意点
交換 仕様違いが明確で、納期に余裕がある 交換品の再検品と追加日数
補修・再加工 中国倉庫で修正できる軽微な問題 仕上がり基準と作業費
返品 販売できず、仕入先が受け入れる 返送料、受付期限、返金時期
値引き 機能に問題がなく、販売方針と合う 顧客説明とブランドへの影響
廃棄 安全性や法令上、流通させられない 廃棄記録と費用

不良を減らすための発注前チェック

  1. 商品ページだけに頼らず、仕様を文章と画像で固定する
  2. 色、寸法、素材、機能、付属品の許容差を決める
  3. 量産前にサンプルを確認する
  4. 検品項目、検品数、判定基準を発注前に共有する
  5. 梱包方法と外箱表示を指定する
  6. 問題が出た場合の交換・返品条件を確認する

検品の基本範囲は中国輸入の検品サービスで確認できます。必要な作業と費用項目を先に整理したい場合は、中国輸入代行の料金案内も参考にしてください。

社内で保存する不良対応記録

商品別・仕入先別に、不良率、原因、対応日数、追加費用、再発の有無を記録します。同じ問題が続く場合は、検品基準を増やすだけでなく、仕様書、金型、材料、梱包、仕入先選定まで原因を戻って確認します。

まとめ:出荷を止め、証拠と数量で判断する

不良品が見つかったら、対象商品の移動を止め、写真・動画・数量を記録し、注文条件との差を整理します。そのうえで、交換、再加工、返品、値引きなどを総費用と納期から判断します。

不良内容の整理や出荷前検品について相談したい場合は、商品URLと数量、確認したい項目を添えてAllDaigouへお問い合わせください。

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