中国倉庫の入庫チェックリスト|数量・仕様・不良の確認

倉庫で商品の数量・仕様を確認し、撮影する入庫作業のイラスト
入庫確認の流れを表したAI生成のイメージイラストです。実際の倉庫・お客様の商品・不良事例を撮影した写真ではありません。

中国の仕入先から倉庫へ商品が届いたとき、すぐに国際出荷へ進めると、数量不足、SKU違い、外箱破損、ラベル違いを日本到着後に発見することがあります。入庫時に注文情報と現物を照合し、差異を記録することで、仕入先へ早く確認でき、不要な再輸送を減らせます。

「倉庫に到着した」「検品が終わった」「出荷できる」は別の状態です。この記事は、中国倉庫の入庫・検品で確認したい項目をまとめたチェックリストです。数量・仕様・外観の異常を記録し、お客様の確認を経て次の作業へ進むために使えます。実際の検品範囲、写真の枚数、保管条件と費用は、商品ごとに事前に確認してください。

入庫確認の目的

  • 注文した仕入先・商品・数量と一致しているか確認する
  • 輸送中の外箱破損や水濡れを早く発見する
  • 商品違い、色・サイズ違い、付属品不足を区分する
  • 検品・加工・同梱・国際出荷へ進められる状態か判断する
  • 仕入先へ連絡するための写真と数量記録を残す

入庫確認は詳細検品とは異なります。入庫では到着した荷物の照合と目立つ異常を確認し、商品の機能や細かな外観は、別途決めた検品基準に沿って実施します。

入庫前に用意する情報

  • 注文番号、仕入先名、商品URL
  • SKUコード、商品名、色、サイズ
  • SKUごとの予定数量
  • 中国国内の配送番号
  • 予定箱数と到着予定日
  • 仕入先が付ける外箱表示
  • 付属品一覧、基準となる商品写真、寸法の測り方と許容差
  • 全数・抜き取りの区分、機能確認の要否、確認対象外の項目
  • 入庫後の検品・加工・発送指示と、異常時に回答する担当者

複数の仕入先や注文を一つの倉庫で扱う場合は、注文番号とSKUコードの付け方を統一します。中国語の商品名だけで管理すると似た商品を取り違えやすいため、社内で使う短い識別コードを付けます。

中国倉庫の入庫チェックリスト

スマートフォンでは表を左右にスワイプして、すべての列をご確認ください。

段階 確認項目 残す記録
到着受付 配送番号、到着日、仕入先、箱数 受付一覧、送り状写真
外箱 つぶれ、穴、水濡れ、開封跡 箱の六面と異常箇所の写真
外箱表示 注文番号、SKU、数量、箱番号 ラベルの近接写真
開梱 詰め方、緩衝材、内箱状態 開封直後の全体写真
商品照合 商品、色、サイズ、仕様 代表商品の写真
数量 SKU別の実数と予定数 入庫数量表
異常区分 不足、過剰、違い、破損 差異一覧と写真番号
保管 保管位置、ロット、検品待ち区分 棚・エリア番号

ステップ1:到着箱数と配送番号を照合する

配送会社の番号、仕入先、予定箱数、実際の到着箱数を確認します。分納の場合は「一部到着」と記録し、残りの配送番号と予定日を追跡します。

送り状ラベルは、後で輸送中の破損や仕入先の取り違えを確認する証拠になります。文字が読める距離で撮影します。

ステップ2:外箱を開ける前に確認する

  • 角や側面につぶれがないか
  • 穴、切れ、テープの剥がれがないか
  • 水濡れ、汚れ、異臭がないか
  • 開封・貼り直しの跡がないか
  • 箱番号と外箱表示が注文情報と合うか

異常がある箱は、正常な箱と分けて撮影します。外箱を捨てる前に、中の商品への影響を確認します。

ステップ3:開梱状態を記録する

箱を開けた直後に、商品、内箱、緩衝材の配置が分かる写真を撮ります。破損があった場合、仕入先の梱包不足か、中国国内輸送の影響かを判断する材料になります。

刃物で開梱するときは、商品を傷つけない位置を選びます。袋物や布製品が箱の上部まで入っている場合は特に注意します。

ステップ4:SKUと仕様を照合する

商品URL、商品画像、色、サイズ、型番、付属品を確認します。似た商品が複数ある場合は、一点ずつではなくSKU単位に区分してから数量を数えます。

商品の表示が中国語だけの場合は、社内SKUラベルを一時的に付け、検品・加工・出荷の各工程で同じコードを使います。

ステップ5:数量を数える

仕入先の箱書きと、実際に確認できた数量を分けて記録します。SKU別に実数を数えたのか、箱数と表示入り数から算出したのかも明記してください。一部だけを開けた結果を「全数確認済み」とは扱いません。全数点数確認の要否と作業費は事前に合意します。

数量表には、予定数、入庫数、不足数、過剰数、検品保留数を分けます。

ステップ6:ラベルと表示を確認する

  • 商品ラベルのSKU・バーコードが正しい
  • ラベルが読み取れる位置と向きにある
  • 古いラベルや別商品のラベルが残っていない
  • セット商品に必要な表示がある
  • 外箱ラベルと中身のSKUが一致している

日本向け表示や納品先指定のラベルは、入庫時には未作業の場合があります。現在の状態と、後工程で必要な作業を分けて記録します。ラベルの確認だけで、商品性能や安全性、法令適合性を保証することはできません。

異常写真で残したい4つの情報

写真は、どの商品・どの箇所・どの程度の異常かを対応付けて残します。写真だけで原因や責任を断定せず、撮影条件と確認できた範囲を添えます。

  1. 全体:開梱前の外箱と、開梱直後の中身。複数箱なら箱ごとの識別番号を付けます。
  2. 接写:傷・へこみ・破れなどが見える写真。大きさが必要なら定規を添え、加工や強い補正は避けます。
  3. 比較:注文時の仕様と現物の色・サイズ・付属品を対応付けます。色は光源や画面でも異なるため、写真だけで微妙な色差を確定しません。
  4. 対応表:写真番号、SKU、対象数量、確認日、未確認事項をまとめます。似た商品の写真を別注文へ使い回さないことが大切です。
① 全体を撮る

箱・商品全体

対象の箱と中身の位置関係

② 異常を近くで撮る

傷の位置

必要に応じて定規を添える

③ 仕様を照合する

注文↔現物

SKU・色・サイズ・付属品

撮影構図の模式図です。実際の不良写真やお客様の事例ではありません。

送り状・注文画面は必要な情報だけを関係者間で共有します。公開用の写真には氏名、住所、電話番号、注文番号、追跡番号、バーコード・QRコードなど、お客様を特定できる情報を残さないでください。本記事に実在のお客様の伝票や注文情報は掲載していません。

数量記録の記入例(架空)

説明用の仮例で、実際の取引・不良事例ではありません。SKU「DEMO-01」の予定数が10点、実際の到着数が9点、その9点のうち1点に外観の傷が見つかった場合は、次のように分けます。

  • 予定数:10点/到着実数:9点/未到着:1点(分納の有無を確認中)
  • 到着9点の内訳:合意した外観項目で異常なし8点/傷による確認待ち1点
  • 写真:P01=到着全体、P02=傷の接写、P03=仕様照合
  • 機能確認:未実施。外観で異常がない8点も、すべての検品が完了した意味ではありません。
  • 出荷指示:未確定。9点の内訳と未到着1点を報告し、お客様の回答を記録します。

入庫前に送れる依頼用チェックリスト

  • □ 商品URL・注文識別情報・SKU別の色/サイズ/予定数量
  • □ 国内配送番号・予定箱数・分納の有無
  • □ 付属品・参照画像・許容差と確認してほしい箇所
  • □ 全数/抜き取り、外観/機能などの検品範囲と対象外項目
  • □ 異常時の写真、報告方法、回答担当者と確認期限
  • □ 追加撮影・検品・保管・返品等の費用確認方法
  • □ 一部出荷の可否と、出荷前に必要なお客様の確認

数量と状態の記録を分け、未確認を「問題なし」に置き換えないことが、後工程の行き違いを減らす基本です。

異常発見からお客様の確認までの流れ

  1. 記録して区分する:対象の注文・SKU・箱を特定し、確認待ちの商品を出荷可能分と分けます。不足は「未着の分納があるか」を調べ、原因が未確定ならそのまま記録します。
  2. 写真と数量を報告する:予定、到着、確認済み、異常、未確認を分け、見えた事実と推測を混ぜずにお客様へ伝えます。
  3. 対応候補と条件を確認する:仕入先への確認、交換・返品の相談、追加検品、保留、一部出荷などの可否・期限・追加費用を整理します。返品や交換は仕入先の条件により対応できない場合があります。
  4. お客様の指示を記録する:対象SKUと数量、希望対応、追加費用への同意、回答日を残します。回答前に出荷・返品・廃棄を進める前提にはしません。
  5. 再確認して出荷判断へ:交換品や不足分の到着後に数量と対象項目を再確認し、作業結果と未解決点を更新してから出荷対象を確定します。

出荷前の検品範囲を決める場合は、中国輸入の検品サービスも参考にしてください。

複数仕入先の商品を同梱する場合

到着日が異なる商品を同梱するときは、注文ごとの入庫完了状況、検品状態、加工状態を確認します。一部の商品が未入庫でも出荷するのか、すべてそろうまで保管するのかを事前に決めます。

保管期間、追加撮影、全数確認、同梱・再梱包の費用は一律に含まれると考えず、作業前に確認します。見積もり条件は中国輸入の検品料金と確認項目をご覧ください。

国際出荷前の引き継ぎ項目

  • 入庫済み数量と未入庫数量
  • 検品済み・未検品・保留の区分
  • 不良品・返品品の保管位置
  • ラベル、梱包、セット組みの完了状態
  • 外箱数、各箱の重量とサイズ
  • 配送先、輸送方法、出荷優先順位

入庫記録から出荷指示まで同じSKUコードを使うと、数量差を追跡しやすくなります。仕入先との確認事項は中国輸入で不良品が見つかったときの対応も参考にしてください。

入庫記録を改善に使う

仕入先別に、数量差、外箱破損、商品違い、到着日数を記録します。問題が続く仕入先には、外箱表示の統一、梱包方法の変更、出荷前数量確認を依頼します。入庫は単なる受付ではなく、仕入先品質と物流品質を評価する入口です。

入庫時に照合し、差異を出荷前に確認する

中国倉庫では、到着箱数、外箱、SKU、仕様、数量、ラベルを順に確認し、写真と一覧表を残します。差異があれば正常在庫と分け、仕入先へ早く連絡します。

入庫確認、検品、同梱、国際出荷までの流れを相談したい場合は、商品URL、SKU数、数量、希望納品先を添えてAllDaigouへお問い合わせください。

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