中国輸入の容積重量とは?計算例と送料を抑える3つの確認

「商品は軽いのに、国際送料が思ったより高い」。中国仕入れでこの差が起きる代表的な理由が、容積重量です。

航空貨物では、荷物の実重量だけでなく、箱が使う輸送スペースを重量に換算した容積重量が料金計算に使われる場合があります。EC販売では商品原価が安くても、梱包後の箱が大きいと利益計算が変わるため、発注前ではなく梱包後の外寸まで確認することが重要です。

先に結論:測るのは商品ではなく梱包後の外箱

確認する順番は次の3つです。

順番 確認内容 判断ポイント
1. 測る 梱包後の縦・横・高さ 出っ張りを含む最長部を測る
2. 比べる 実重量と容積重量 大きい方が請求重量になる便がある
3. 見直す 箱、圧縮、混載 商品を傷めない範囲で空間を減らす
中国倉庫で国際発送前の外箱サイズと梱包状態を確認する荷物
梱包後の外寸と実重量を同じ出荷単位で記録します。

容積重量の計算方法

航空貨物の一般的な説明では、次の式が使われます。

容積重量(kg)=縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷6,000

ただし、計算係数、端数処理、最低課金重量は輸送サービスやルートによって異なります。5,000など別の係数を使う便もあるため、公開式だけで最終送料を断定せず、見積書の条件を確認してください。

計算例1:実重量が基準になる箱

  • 外箱:40cm × 30cm × 20cm
  • 実重量:7kg
  • 6,000で計算した容積重量:4kg

この例では実重量の7kgが容積重量より大きいため、実重量が請求重量の基準になる可能性があります。

計算例2:軽くても容積重量が大きい箱

  • 外箱:60cm × 40cm × 40cm
  • 実重量:5kg
  • 6,000で計算した容積重量:16kg
  • 5,000で計算した容積重量:19.2kg

同じ箱でも係数により計算結果が変わります。見積もりを比較するときは、1kg単価だけでなく、使用する係数と請求重量を同じ条件で並べる必要があります。

容積重量で送料が上がりやすい商品

  • クッション、寝具、ぬいぐるみ
  • 厚手の衣類や帽子
  • 組み立て前でも箱が大きい家具部品
  • 緩衝材を多く必要とする割れ物
  • 外箱を残す必要があるコレクション商品

無理な圧縮や箱の小型化は、変形、破損、外箱つぶれの原因になります。送料だけを下げるのではなく、販売可能な状態で日本へ届く条件を守ることが前提です。

送料を見直す3つの実務ポイント

1.梱包前後のサイズを両方記録する

商品ページの寸法は、国際発送時の外箱寸法とは限りません。複数商品をまとめると箱が変わり、緩衝材や外装も加わります。梱包前と梱包後の写真、外寸、実重量を同じ注文番号で保存します。

2.箱変更と圧縮を「品質条件つき」で試す

衣類なら圧縮後のしわ、クッションなら復元性、割れ物なら必要な緩衝空間を先に決めます。小さい箱に入るかだけでなく、到着後に販売できる状態かを確認します。

3.1箱だけでなく出荷全体で比較する

複数店舗の商品をまとめると箱数を減らせる場合がありますが、過度な混載で箱が大きくなることもあります。実重量、容積重量、箱数、納期、追加作業費を含む総額で比較します。

見積もり前のチェックリスト

  • 商品URLと数量
  • 単品サイズと梱包後の想定サイズ
  • 1箱あたりの実重量と外寸
  • 容積重量の計算係数
  • 端数処理と最低課金重量
  • 圧縮や箱変更の可否
  • 電池、液体、磁性、粉末などの輸送条件
  • 日本の配送先と希望納期

商品内容や輸送条件により、利用できる便、料金、通関上の確認事項は異なります。規制品、税額、輸入可否は商品ごとに関係窓口へ確認してください。

関連ガイド

商品URLから梱包・送料を相談できます

AllDaigouでは、商品URL、数量、日本の配送先をもとに、買付、検品、梱包、国際発送の確認項目を整理します。軽くてもかさばる商品は、想定する箱サイズも添えてご相談ください。

商品URL・数量・配送先を添えて相談する

容積重量だけでなく納期と在庫切れの影響も含める場合は、航空便と船便を比較する判断方法をご確認ください。

公式情報・参考ページ

情報確認日:2026年8月12日

※本記事の計算例は仕組みを説明するための例です。正式な請求重量、料金、輸送可否、税額は、利用する便と商品条件に基づいて個別に確認してください。

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